専用サーバーのメリット・デメリットが知りたい
専用サーバーはホスティングサービスの一種であり、1台のサーバーを複数のユーザーでシェアして使うサービスを「共有サーバー」というのに対し、1台のサーバーを1人のユーザーで丸ごと占有するサービスのことを「専用サーバー」と言います。
そんな専用サーバーのメリット・デメリットをご紹介します。
専用サーバーには種類がある
マネージドサーバー
1台のサーバーに1人のユーザーを収容するので、メモリやCPU、IOなど丸ごと占有することができます。
アクセスが集中するサイトを運営していたり、メモリ使用量の多いプログラムを組んでいたりする場合に適しています。
しかしroot権限を与えられるわけではないので、ミドルウェアなど元々インストールされているプログラムのみしか使用することができません。
専用サーバーのroot権限無しバージョンがマネージドサーバーといった感じです。
サーバーのカスタマイズなど自由にやりたいという人には向きません。
専用サーバー(root有り)
マネージドサーバー同様、1台のサーバーに1人のユーザーを収容するので、メモリやCPU、IOなど丸ごと占有することができます。
さらに、root権限が与えられるので、ミドルウェアやプログラミング言語など自分の好きなものをインストールしたり、自由にカスタマイズすることができます。
しかし、障害対応やセキュリティアップデート等のサポートは基本的に行ってくれないので、サーバーの知識に長けている人向けです。
マネージドサーバーのメリット・デメリットは?
メリット
・1人でサーバーを占有できるので他の利用者に影響されない
・CPU、メモリなどサーバー性能が明確
・セキュリティ対策や障害対応などの運用はホスティング事業者がやってくれる
デメリット
・値段が高い
・ミドルウェアやプログラミング言語などのインストールができない
専用サーバー(root有り)のメリット・デメリットは?
メリット
・1人でサーバーを占有できるので他の利用者に影響されない
・CPU、メモリなどサーバー性能が明確
・OSの設定やサーバソフトの設定、アプリケーションソフトのインストールなど自由にカスタマイズできる
・サーバーの負荷状態を自社でモニタリングできる
デメリット
・値段が高い
・セキュリティ対策や障害対応などの運用を自身で行わないといけない
・高度なサーバー知識が必要
まとめ
一口に専用サーバーと言っても2種類のサービスがあることをお伝えしました。
目的や用途に応じて使い分けるようにしましょう。
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