root権限とは?
root(ルート)権限とは一般ユーザと違い、システム管理等のためにほぼすべての操作が可能な権限のことを言います。
一般ユーザーの場合、アクセス権の設定によって、アクセスできるファイルに制限がかかるのですが、rootはアクセス権の設定に関係無くすべてのファイルにアクセスすることが可能であり、あらゆる設定を変更することが可能(ユーザーのパスワード変更も可能)な強力な権限を持っています。
しかし、強力な権限を持ってるが故に、ファイル削除など誤操作をしてしまったり、ハッキングされroot権限が乗っ取られてしまうと被害が膨大なものになってしまいます。
そのため、日常業務では一般ユーザーを使用し、重要な作業をする時だけrootユーザーになって操作を行う運用方法が採用されることが一般的です。
rootは、「rootユーザ」、「スーパーユーザ」、「管理者」等と様々な呼ばれ方をすることがあります。
共用サーバーでroot権限が付与されることは無い
一般的なレンタルサーバー(共有サーバー)では、ユーザーにroot権限が付与されることはありません。
共有サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して利用しますので、1人のユーザーに対しroot権限が与えられてしまうと、他のユーザーのデータにアクセスすることができてしまうことになるので、root権限が与えられることはまずあり得ません。
root権限有り専用サーバー
root権限を付与してもらえるレンタルサーバーを利用したい、という場合は専用サーバー(root権限あり)と契約する必要があります。
専用サーバー(root権限あり)は、1台のサーバーを1人で占有できるので、サーバーのリソースを多く使うことができますし、OSのインストールやプログラムのバージョンアップなど自分好みにカスタマイズすることができます。
ただし、その分価格は高値になる傾向にあり、サーバーに関する専門知識が必要になってきます。
root権限の無い専用サーバーもあります。
専用サーバーに関する詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
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